英語が苦手な私の北米暮らし

日本で出会った彼と異国籍同士の恋愛から結婚。英語に悩みながらのアメリカ生活日記

浅はかなうっかりで怖い思いをした話

春が近づき、昼間は外でも気持ちいいくらいの気温

 

会社から徒歩5分くらいのところに公園があり

散歩にちょうど良さそうな広さだったのを思い出した

今日の昼休みには

前々から地図上で気になっていたそこへ足を伸ばしてみようか

 

歩道を歩いていると車道と遮るような茂みが現れた

大体の人間がすっぽり隠れる高さはある

突然森林の中を歩いているようでなんとも気持ち良い

 

 

前方から人が歩いてくる

ここはアメリカだし、こんなに気持ちがいい天気だから

Hi〜くらいは言われるかもしれない

笑顔を返す準備をしながら歩いてくる人を見返すと

その男性の様子がおかしいことに気づいた

何やら薄笑いを浮かべている

暖かな笑顔ではなく、顔の筋肉はあまり使わない

ゾッとするようなだらしない笑みだった

 

茂みも中盤、引き返す方が危なく感じた私は

笑みを消しながらすれ違う

すれ違う直前、顔を覗き込まれた

脊髄反射で身体中に危機感が駆け巡る

突然逃げたら何かされるかもしれない、なるべく早く距離を取らなきゃ

iPhoneを開きながらチラリと後ろを振り返るとその男は向きを変えて

私と同じ方向に進んでいるではないか

ホームボタンを長押しして

「Face time Bob」

あぁ仕事中なんだからせめてオーディオって言わなきゃいけなかった

でも緊急だから仕方ない、早く出て

 

茂みがなくなり、バス停が見えてきた

人がいる…!

だが数人いた男性も虚ろな表情でどう考えても頼れそうにない

その時夫が電話をとった

 

夫と話始めてすぐ男は姿を消した

しかし身体中恐怖でいっぱいの私は夫にお願いしオフィスのドアに入るまで話し続けた

慌てた私を落ち着かせようと夫は

色んな可能性を話してくれたけど

私の本能が告げた危険は間違いない自信があったのだ

 

以上、私の危険な昼下がりでした

もちろん実話です

 

オフィスでボスに聞いてみると

私が目指した公園の付近は薬中のたまり場で 

政府が彼らをケアする無料の薬を配布している施設がある

とのこと

出て行く前に聞けば良かったあぁあぁぁぁ〜〜…

今後はきちんと調べます

 

自分の身は自分で守る国であることを再確認したのでした

アメリカで一人歩きするときは防犯ベル必須ですね

 

 

その他

ある意味うっかりな私のアメリカ冒険記はこちら↓↓↓

※怖い話ではありません

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