米国暮らしを初めて2年半が経過
その中で2度、山火事の影響を受けた天候を経験しました
日本では全く経験のなかった山火事
火山に近いところに住んだこともなかったので、煙の被害に遭うのも初めて
火事が鎮火するまで外は曇りで火山灰が降り、映画に出てくる世界の終わりの様相
ストレンジャー・シングス に出てくるあっちの世界やアルマゲドンみたいな感じです
そこで経験したこと&対策2つをメモします
まず一つ目が、身体的な被害
家の中なのに煙で呼吸が浅くなり、頭痛、喉の痛みを感じるようになりました
山火事の現場とは遠かったのですが、煙は風にのって広範囲に影響を及ぼします
日本でいうとPM2.5や光化学スモッグのようなものでしょうか
1度目は灰が降っていたのは終末世界感すごかったのですが言うほど大変ではなかったものの、2度目となった2020年9月に私が経験した煙は、日本で経験したことのないレベルに強烈でした
布マスクでは全く歯が立ちません
さらに住んでいる場所が盆地のような地形で、山に挟まれて煙が溜まってしまったのです
これが1週間くらい続きました
空気清浄機があればまだマシだったでしょうが生憎うちにはなく、元々コロナの影響で品薄だったせいで近所のお店は軒並み売り切れ
注文しても届く頃には収束しているに違いないので購入は見送りました
しかし窓は閉めているのにあまりに苦しいので、アメリカの家はどうなっているの?と思い始めた頃、換気システム(ファーネス)が外の空気と屋内の空気を繋げていてフィルターを設置していること、そのフィルターでコントロールできるんじゃないかと知人に教えてもらえました
既に設置していたものを確認すると煙には全く対応できない目の細かさだったので、急いでホームセンターへ
前回初めて知ったのは、フィルターの細かさはMPR (Microparticle Performance Rating)、MERV (Minimum Efficiency Reporting Value)という指標があり、漉せるもののサイズで数値が設定されています
MPRの分類表
MERVの分類表
あまりにこれらの数値が低いと意味がないので、少なくとも煙を除去できるものを購入しました
せっかく外に出たので煙用のマスクも購入
フィルターの変え方:
結果、目の細かい物を設置する事で体調不良はかなり改善
フィルターを通った空気が家に入ってくる安心感のプラシーボ効果もあるかもしれませんが、設置して30分後には頭痛もなくなり始め喉もかなり楽になりました
空気の問題が解決したところで出てきた2つ目は、精神的な辛さ
元々コロナの影響で外出はあまりしていなかったものの、散歩すらできない軟禁状態
日もささず、どんよりとした天気も相まって太陽への渇望と外に出たい欲で息苦しい毎日でした
窓開けたらもちろん煙いので、部屋の空気も入れ替えられずじまい
屋内の二酸化炭素濃度高いんじゃないかと余計なことを考え始めたせいで更に息苦しく、気持ちが沈みました
二酸化炭素を減らして酸素を出してくれるのは植物だよね、ということで色々調べ始めました
普通植物は昼間は二酸化炭素を吸収して酸素を排出するものの夜には逆になるので、山火事の二次災害対策としては不敵
夜も酸素作ってくれる植物ないのかな、と調べてみたところサボテンは夜でも二酸化炭素を吸収して酸素を排出するという記事を複数確認
サボテン買うしかないぞ
当時うちには一切観葉植物がなかったので、外の空気が正常に戻ったとき最初にしたのは観葉植物の購入でした
サボテン5鉢、興味本位でハエトリソウを1鉢
そのうち3鉢を先日初めて植え替えしたので、根付いてくれるのかドキドキです
空気の質と予報はこちらで確認していました
郵便番号、街の名前、州で現在の数値と予測を見ることができます
空気の質が正常に戻り、陽の光がさしたときの感動は中々素晴らしいものでした
外に出てちょっとスキップしたくらい嬉しかったです
散歩に出てすれ違う人々も皆楽しそうだったのが印象的でした
おそらく人生で初めて太陽に感謝しました
最後に
ブログ書くのが久しぶりすぎて、どう書いていたのか迷子状態です…
リハビリというか読みやすくかけるよう頑張ります
国際結婚の結婚式事情も書こうと思っていましたが、パンデミック並びにその後の世界で需要があるのか微妙なところなので一旦米国生活を中心に書こうと思っています
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!