よくお散歩に行く湖には野鴨とグースが沢山います
グースは結構大きいので大群でいるとちょっと怖いレベル
サギのような鳥も時々います
最近見かけるようになった鳥が鵜のように見えたので、夫に鵜飼いについて説明しました
私がした説明は
鵜飼とは、日本の伝統的な漁業の一つ
鵜と呼ばれる鳥をトレーニングして、魚を捕まえてもらい喉(首)に保管し戻ってきたら吐き出してもらう方法
これに対し夫は
僕はその魚はあまり食べたくないし、鳥は魚を得て満足するはずなのに吐き出させるなんてどんなトレーニングをするんだ
私もそんな鵜飼に詳しくないので調べて見ることにします
まずは在外邦人の味方、Kindle
→知りたい鵜飼の本は一冊のみでトレーニングとかは載っていない小説でした
(鵜飼さんという苗字の方による作品がその他すべて)
次にWiki
鵜に紐がついてるのは知っていましたが、紐で食道?を細くして通れない魚を吐き出させるらしいことがわかりました
紐つけないパターン(放ち鵜飼い)や船に乗らず浅瀬で行う徒歩鵜(かちう)と言うパターンもあるらしいです
Webサイトは玉石混淆なのでやはり本で知りたい…と思ったのでGoogle ブックス
本の中身が検索ができるところが素晴らしい
その中で雑誌、新潮第 85 巻、第 7~9 号(1988年)に掲載されていた
「鵜匠」図子英雄
を読んでみると、どうトレーニングするのかがわかりました
(文芸作品なので多分捏造話ではないと推測)
わかったことをまとめると、
トレーニングの始まりは信頼関係を築くことで、手ずからエサを与えられるようになることが大切
鵜匠は鵜の首元?に縛った紐で鵜の状態を知ることができ、重くなってくると手繰り寄せ吐き出させる、ショーでやることを練習でも同じようにする
信頼関係ができていないと、容赦無く嘴で噛みつかれる
折角調べたので夫に説明してみたところ、
その信頼関係はストックホルム症候群じゃないか
とのこと
鵜と鵜匠の関係をそんな風に考えたことがありませんでした
伝統的なものって”そういうもん”と思考停止しがちなので、違う文化からの視点って面白いですw