英語が苦手な私の北米暮らし

日本で出会った彼と異国籍同士の恋愛から結婚。英語に悩みながらのアメリカ生活日記

鵜飼いを調べるのにGoogleブックスを使ってみた

よくお散歩に行く湖には野鴨とグースが沢山います

グースは結構大きいので大群でいるとちょっと怖いレベル

サギのような鳥も時々います

 

最近見かけるようになった鳥が鵜のように見えたので、夫に鵜飼いについて説明しました

私がした説明は

鵜飼とは、日本の伝統的な漁業の一つ

鵜と呼ばれる鳥をトレーニングして、魚を捕まえてもらい喉(首)に保管し戻ってきたら吐き出してもらう方法

 

これに対し夫は

僕はその魚はあまり食べたくないし、鳥は魚を得て満足するはずなのに吐き出させるなんてどんなトレーニングをするんだ

 

私もそんな鵜飼に詳しくないので調べて見ることにします

 

まずは在外邦人の味方、Kindle

→知りたい鵜飼の本は一冊のみでトレーニングとかは載っていない小説でした

(鵜飼さんという苗字の方による作品がその他すべて)

 

次にWiki

鵜に紐がついてるのは知っていましたが、紐で食道?を細くして通れない魚を吐き出させるらしいことがわかりました

紐つけないパターン(放ち鵜飼い)や船に乗らず浅瀬で行う徒歩鵜(かちう)と言うパターンもあるらしいです

 

Webサイトは玉石混淆なのでやはり本で知りたい…と思ったのでGoogle ブックス

f:id:bobandyoshiko:20210314093005p:plain

本の中身が検索ができるところが素晴らしい

f:id:bobandyoshiko:20210314093154p:plain

その中で雑誌、新潮第 85 巻、第 7~9 号(1988年)に掲載されていた

f:id:bobandyoshiko:20210314105811p:plain

「鵜匠」図子英雄

を読んでみると、どうトレーニングするのかがわかりました

(文芸作品なので多分捏造話ではないと推測)

 

わかったことをまとめると、

トレーニングの始まりは信頼関係を築くことで、手ずからエサを与えられるようになることが大切

鵜匠は鵜の首元?に縛った紐で鵜の状態を知ることができ、重くなってくると手繰り寄せ吐き出させる、ショーでやることを練習でも同じようにする

信頼関係ができていないと、容赦無く嘴で噛みつかれる

 

折角調べたので夫に説明してみたところ、

その信頼関係はストックホルム症候群じゃないか

とのこと

鵜と鵜匠の関係をそんな風に考えたことがありませんでした

伝統的なものって”そういうもん”と思考停止しがちなので、違う文化からの視点って面白いですw