今週のお題「祝日なのに……」
アメリカは国全体の祝日が10日間のみしかありません
日本に比べると、圧倒的に少ないのはご存知の方も多いかと思います
移住してから驚いたのは、国全体で休みなわけではない祝日が存在すること
都道府県民の日ならぬ州民の日(多分ない)ではなく、東海岸地域は比較的祝う(祝日)けど西海岸地域では一般的に祝日ではない、という感じ
ちょっと意味がわからないですよね
東日本は休日だけど西日本は平日です、なんていうことは日本ではないはず
実際に顕著な”祝日”を挙げてみると、
Columbus Day ー コロンブスの日
10月の祝日で、コロンブスがアメリカに辿り着いた日を祝う為に設定された日です
が、半分以下の23/50州のみ祝日扱いです
何故でしょう?
今はわかりませんが、私の頃習ったコロンブスは
アメリカ大陸を発見したと言われている人物
(先住民がいたので、正確には発見したわけではない)
くらいサラっとした感じ
夫に理由を聞いて驚くと同時に納得したのは、
アメリカ大陸に上陸したコロンブスがしたことは先住民、ネイティブアメリカンの大量虐殺
侵略です
ぞっとしますよね…
公的なアメリカの歴史は白人に都合が良いように書かれているので昔は伏せられていた歴史のようですが、本来は祝うべき日じゃないよね?と州で決めれば
弊州は”コロンブスの日”を祝いません
とできます
日本でも学校で習わない歴史があるように、統治するのに邪魔な情報を与えたくないのはどの国も一緒というわけですね
話が外れましたが、国の祝日といっても州によって休みじゃなかったりする不思議の国、アメリカ
歴史は浅くとも起ることの理由を知ると納得だったり、興味深かったりします
祝日について真面目に考える一方で、休みじゃないのに大きなイベントになる日(聖パトリックの日、イースター、ハロウィン等)もあったりして面白い国です