英語が苦手な私の北米暮らし

日本で出会った彼と異国籍同士の恋愛から結婚。英語に悩みながらのアメリカ生活日記

天然酵母パンの夏

天然酵母、サワードウパンの美味しさを思い出してから

www.co-3c4.info ローカル小麦粉を用いてHome Baker(お家パン屋さん)をしています

私の持っているサワードウスターター(天然酵母)は昨年冬、夫の趣味仲間から分けて頂いたもので、すっかり慣れていたので忘れていましたが夏を過ごすのは今年が初めて
パンを焼くとどうしても室内の気温が上がるので、夏場は倦厭しがちで先日作り始めるまでは手が遠のいていました

美味しかったパンを自分でも再現したい!と思って再度挑戦するようになったパン作り
実は2度、失敗まではいかないものの納得いかない出来に終わりました
Rustic Hearth Breadの工程は大きく分けて
①事前発酵(12-14時間)
②本発酵(3-4時間)
③成形(後に1時間休ませる)
④焼き
どこかに失敗があるはず!ということで試行錯誤開始です

1度目の残念原因

成形の段階で、あれれ?水っぽいぞ?となりましたが、もう進めるしかありません
何とか小麦粉を追加して形を整えて焼いてみることに
すると、①事前発酵の準備をしてくれた夫から
”ちょっと水多く入れちゃった!”
と申告
たった10mlくらいらしいのですが、スターター(天然酵母)も多く入れちゃったとのことで、発酵も進みやすく水が多くなったのかな?と推測
味は問題なかったのですが、あんまり膨らまずしょんぼりな出来栄えに

2度目

1度目の反省を生かす為、水もスターター(天然酵母)もきっちり計量
あとはレシピ通りにすれば大丈夫!
と思ったのですがこれまた同じような結果に

3度目
これは、もしや、室温が高すぎて発酵が高速で進んだのでは?
という仮説を基に、発酵時間を短くしてみました
レシピでは①事前発酵(12-14時間)は御覧の通り時間がかかるので、焼く前日の夜にスタートします
しかし、この発酵が終わった時点で結構な水っぽさなので、これを見直すことに
本当は前日に仕込み忘れただけですが朝7時前に①を開始
朝は涼しいので、ノートパソコンの電源

の上に載せて5時間で様子を見てみることに
確認してみると、目安となる最初の3倍近くまで膨らんでいます
あと一息なのとお昼の時間なのでとりあえずランチ
+1時間、合計6時間経ったところで次の工程に進みました
②本発酵(3-4時間)の前に材料を追加します
ここからは気温が上がっていたので電源は使わずに室温発酵
レシピ通りに進めてみました
結果


きちんと膨らみました!!!
この気泡?が香りを閉じ込めるし、より美味しいんですよね!
過去2回のしょんぼりパンではこの気泡が大きいものと比較すると1/10くらいだったのです
1つのパンは焼く前に700g近くある結構大きなパンですが、2人とも美味しい美味しいと一気に半分食べてしまう程美味しかったです

失敗は残念でしたが、夏なら時短で出来ることがわかったのは最高!
今回は全粒小麦粉は使わなかったのですが、次回はぜひ挑戦してみようと思います