英語が苦手な私の北米暮らし

日本で出会った彼と異国籍同士の恋愛から結婚。英語に悩みながらのアメリカ生活日記

政敵批判がテレビコマーシャルで流れる国アメリカ

2022年11月8日は国政選挙の投票日です
この日は小学校がお休みだったりして、投票に行きやすいように工夫がされていることに驚きます
だからといって投票率がすごく高いわけでもないのですが、投票の意志がある人に優しくていいな~と思います
投票方法も簡単
勿論これも州によって差がありますが、ワシントン州では投票用紙と選挙公報(より詳しい冊子)のようなものが送付されてきます
記入を終えたら封をして、図書館や役所に設置されている投票箱に入れて終了
投票所へ行く必要がないのもラクチン

私自身は永住権を持っているだけなので、投票権はありません
しかし、国のみならず地域/州の選挙であっても夫が投票するときにどう思う?と聞いてくれるので二人の意志として投票してくれるのはとてもありがたいです

さて、今回の選挙でよく目にするのが中絶を巡る論争です
ワシントン州で中絶が違法になることはないと信じたいですが、中絶禁止を謳っている候補者も残念ながらいます
その候補者が女性なのでやるせない気持ちでいっぱいです
選挙で日本と大きく違うのは、勝ってほしくない候補者についてネガティブキャンペーンをテレビCMで行う事
最近はこのコマーシャルを見ない日はない程です
内容は
”中絶は女性の体の権利です、xxは中絶禁止にしようとしている候補者です
投票することで、この暴挙を阻止しましょう!”
という感じ
ここ数週間は休日になると街角でも選挙活動している人を見かけます
ある日
VOTE, PROTECT WOMEN’S RIGHTS (投票して女性の権利を守ろう!)
というサインを持った男性達を見かけました
女性の権利を男性も認識してくれるのは本当に大事なことだと思っているので、とても嬉しかったです

中絶を禁止するなら、生まれた子どもが成人するまでの生活・教育保障、産前産後の医療費・母体への補償が最低限
それでも全然足りなくて、妊娠自体が子宮外だったりした場合に中絶禁止であればそのまま死ぬことになります
例外であると判断し命を助けようとすれば、ルール違反だと主張する中絶反対勢力の暴徒に医師が攻撃されたりする
そんな馬鹿な話があっていいわけがない
選挙権を持つ人々が理性的な判断をしてくれることを祈ります