英語が苦手な私の北米暮らし

日本で出会った彼と異国籍同士の恋愛から結婚。英語に悩みながらのアメリカ生活日記

西のポンペイ?

少し前、お題に再び地元にまつわるものがありましたね!
私が地元と呼べる地域のことを考えていたら
小学校のカリキュラムの中に、地域の歴史を調べよう!というのがあったことを思い出しました

古いお寺、図書館や資料館で何か調べたくらいしか覚えていないですが、どなたかの首塚があって怖いな...と思ったものです
よく考えてみると今住んでいるの場所だって歩いたことのある場所だって、長い地球の歴史の中で凄惨な殺戮があったかもしれないのだから気にしすぎも良くないな、と自分を励ましたことの方がよく覚えています

授業の目的は地元愛を育てることが目的だったのでしょう
好きになるには知ることも大事ですよね
私は今住んでいるワシントン州シアトルエリアが既に大好きですが、この地域の歴史も知っておくべきだなと思っているときにこの記事に出会いましたwww.bbc.comアメリカにあるオゼット遺跡が西洋のポンペイという通称を持つらしいのです

読み進めてみると、なんと場所がワシントン州!
益々興味をそそられます
この遺跡は300年ほど前に起きた地滑りにより埋められたという経緯を持っており、それが1970年の暴風によって露出したことで発見されたそう
発掘されたものの中には2,000年、4,000年前の木製の出土物が見つかったりしました
特筆すべきなのは、この発掘が考古学者とマカー族の長老たちとの共同作業であったこと
発掘物から推測するだけでなく、長老たちが何に使う道具なのかをその場で教えてくれたので、信じがたい程正確に出土物の断定ができたそう
そんな昔のことがわかる長老たちもすごいし、文字ではなく口頭で継承することで残せるものがあるのだな、と印象的でした
書き残すと安心して忘れられる、というのはあると思うのです
こんなエピソードもあります
300年前の出土物の中に、植物の枝があり、最初葉の部分はきれいな緑色でした
しかし15~20秒後には真っ黒になったそう!
酸化したのでしょうね、余ほど空気が遮断された状況じゃない限り起きない現象を目の当たりにできた考古学者たちが羨ましいです
遺跡は保護のため、1981年に埋め直されました
まだまだ新たな発見があるであろうと推測されていますが、既出の出土品の研究を優先しているとのことです

実際この遺跡の場所を訪ねようとすると、とんでもなくアクセスの悪いところでした
埋め直されたので、この遺跡の場所に行ったとしても遺跡を損なう可能性はありませんが、打ち捨てられた小屋があるくらいのものということでいったん諦めました
アクセスが悪いからこそ、保存状態も良かったのでしょうね!
今のところは美術館のウェブサイトで我慢しようと思いますmakahmuseum.com行けないことはないので、いつか行ってみたいです
地元自慢かというと怪しい内容になってしまいましたが、地元(と呼べるようになりたい場所の)自慢ということで!

 

 

今週のお題「地元自慢」
(予約投稿をしていたら今週ではなくなってしまいましたw)